皆さんこんにちは。現場監督のちゃげです。
ハウスメーカーが行っている現場見学会。
いつ行けばいいの?
どこを見るべきポイントは?
現場監督の僕が現場目線で解説します。
現場見学のタイミング
【結論】現場見学はハウスメーカー検討中と間取り検討時の2回がベスト。
それぞれ見るべきポイントが違います。
ハウスメーカー検討中と間取り検討時。
それぞれの理由と見るべきポイントを解説します。
ハウスメーカーを決める前
工事中の現場見学
どのハウスメーカーにしようか迷っている方、
このタイミングで現場見学をオススメします。
可能であれば建築中の現場見学に行くことをオススメします。
『現場の乱れは会社の乱れ』
整理された現場、職人さんのイメージ等がわかります。
良い現場(職人)の見分け方は過去に記事にしているので良ければ見てください。

現場が整理整頓されているかがポイントです。
完成現場見学
正直完成した現場はどこのハウスメーカーも綺麗です。
しかしモデルルームと違うのはリアルな家づくりを見られる事です。
確認する点は2点、廊下や階段の幅、クロスなどの仕上り。
今回はこちらの間取りを基に解説します。

①廊下や階段の幅
建築では2つの寸法基準があります。
尺寸法とメーターモジュールです。
- 尺寸法
-
一般的なのは尺寸法です。
廊下の壁芯~壁芯までが約91㎝
実際には柱、せっこうボードなどが貼られるので仕上がった廊下は78㎝前後になります。
階段は手すりが付くので更に狭くなります。 - メーターモジュール
-
こちらを採用しているハウスメーカーは少数です。
壁芯~壁芯までが1m。
実際の仕上りは87㎝前後になります。
モデルルームでは廊下や階段を標準より広く作っていることがあります。
現場見学では標準の仕様が見られるのでサイズ感を確認できます。
標準は尺寸法でもオプションでメーターモジュールに変えられるところもあるので、
営業さんに確認してください。

②クロスなどの仕上り
注目してほしいのはクロスの仕上りです。
クロスの継ぎ目が綺麗に貼られているか。を見て下さい。
腕の良い職人さんであれば継ぎ目が分かりません。
柄の入ったクロスを使用しているところは特に分かりやすいので確認ポイントです。
また、モデルルームではオプションの高いクロスを使用している事が多いですが、
現場見学では標準のクロスを採用している所が多く等身大の家づくりを確認できます。
詳しい間取りなどはメーカーが決まって、間取り検討のタイミングで大丈夫です。
間取り検討時
無事にハウスメーカーが決まって本格的な間取り検討に入ったら完成現場見学です。
僕が思う確認した方が良いポイントは
キッチン
トイレ
玄関
色使い
の4選です。
詳しくポイントを解説します。
キッチン
キッチンでは
①高さ
②通路幅
③冷蔵庫の位置
を確認してください。
①高さ
一般的には床から天板まで80~90cmが一般的です。
基準としては「身長÷2+5㎝」と言われていますが、
実際にキッチンに立って高さを確認してください。
低いと前かがみになるので腰が痛くなる。という方もいます。
また、見落としがちなのはレンジフードと吊り戸の高さです。
レンジフードは低いと頭をぶつける方がいます。
しかし、排気効率が落ちない高さが商品ごとに異なるので、
キッチンメーカーのショールームでも確認をオススメします。
吊り戸は流し台上や、カップボード上につける収納棚です。
高すぎてと踏み台を使わないと開けられない等、後々のストレスになりがちです。
ちゃげ実際に僕の実家では開かずの扉と化しています。
踏み台を使用して土鍋などの重いものを出し入れするのは危険でもあります。
キッチン、レンジフード、吊り戸
どれも設置後は簡単に高さを変えられないのでしっかり検討しましょう。

②通路幅
キッチンから後ろの壁(カップボード)までの幅です。
一般的には1m前後とすることが多いです。
調理中に後ろを人が通る場合最低1mは必要です。
二人で並んで料理をする場合は1.2mあれば余裕を持って通ることができます。
また、忘れがちなのは引き出しを開けた時を想定していないことです。
最近は食洗器を採用することが増えてきています。
食洗器を開けたらカップボードの引き出しが開けられない。
とならないようにしましょう。
ちゃげ僕の場合は上記を確認して1.1mにしました。

【監督のメモ】冷蔵庫は出っ張る
冷蔵庫は奥行きが65~70㎝あるものが多いです。
対してカップボードの奥行きは45㎝が一般的です。
冷蔵庫の出っ張りが気になる方は冷蔵庫の後ろの壁を20㎝引っ込めるか、
カップボードの奥行きが65㎝のものを選ぶとすっきり見えます。
③冷蔵庫の位置
LDKのペニンシュラキッチン(対面型)にする場合、
冷蔵庫をリビングから見えない位置にもっていきがちです。

しかし、生活動線を考えると好ましい位置ではありません。
このような場合はコンロ後ろに冷蔵庫を置くことが多いですが、
これだと料理中に子供が冷蔵庫から物を取り出す場合必ず擦れ違いが発生します。
料理中に子供に後ろを通られると危ないと感じる方は
このように冷蔵庫を手前に持ってくることをオススメします。

ちゃげ僕は見た目より実用性優先派なので手前に冷蔵庫を持ってきました。
トイレ
ここではサイズ感とトイレの仕様を確認してください。
①サイズ
皆さんトイレって1帖(約1.8m×0.9m)が当たり前だと思っていませんか?
実はトイレは0.75帖でも(約1.35m×0.9m)でも十分です。
特にタンクレスにするとサイズが小さくなるので1帖だと広すぎると感じる方もいます。
もし1帖から0.75帖にできればその分収納を増やすことができたりします。
ちゃげ実際に僕は0.75帖のトイレを採用しました。
②仕様
タンク有りか、タンクレスかに注目して下さい。
もし現場がタンクレスの場合、オーナーさんに感想を聞いてみてください。
実はタンクレストイレって水を流す音が大きいです。
また、2階だと水圧が弱くて流れなかったりします。
お洒落と実用性の両立は難しいですね。
タンクレストイレを検討中の方は実際に使用されているお宅にお邪魔できると良いと思います。
【監督メモ】
タンクレストイレ検討中の方Panasonicのアラウーノはやめた方が良いです。
アラウーノはプラスチック製なので、軋んだり、経年劣化で黄ばんできたりします。
初期費用が高くても陶器のトイレを作れる会社にして下さい。
ちゃげ僕の推しはTOTOです。
ウォシュレットはTOTOが一番です。
玄関
広さを確認してください。
LDKや寝室等に気を取られ狭くなりがちなのが玄関です。
狭い玄関は賃貸住宅のようになってしまいます。
玄関にゆとりを持つためには最低奥行き1.35mを確保しましょう。
3人以上の家族で2人同時に玄関を使用する家庭は、
1.5帖(1.8m×1.35m)あれば玄関にベビーカーを畳んで入れるくらいの余裕が持てます。
自分達と家族構成のお宅を訪問できるとよりイメージがしやすいですね。

色使い
何件か訪問できると一番良いですが、
自分たちの好みの色使いがあれば使用している床や壁紙の品番を教えてもらいましょう。
インターネットやカタログで見るのと実物を見るのでは、だいぶ印象が変わります。
事前に営業さんに好みを伝えて、それに似た物件があると良いですがこればかりはタイミングによります。
【監督メモ】悩んだらシンプルに!
ちなみに、いろんな住宅を見てきた僕の結論は『シンプルisベスト』です。
アクセントクロスの多用やエコカラット、突板のアクセント…
コーディネートに余程の自信がなければやめてください。
また、木目を使いすぎるのも危険です。
実はアクセントに木目を使用した部屋に木製の家具を入れるのって大変です。
同じ木の種類でも、メーカー毎に色味が違っています。
似た木でも微妙に色味が違うとごちゃごちゃして見えます。
事前に使用する家具が決まっている場合はそれをベースに色味を考えるのが良いです。
まだ家具が決まっていない!という方は、
床はオーク系、壁紙はグレージュ系で全部屋統一することをオススメします。
シンプルな家は飽きることなく住み続けることができます。
アクセントを入れるときはトイレやクローゼットの中等、
扉などで区画されている部屋に取り入れると良いです。
まとめ
現場見学は自分達の新生活をイメージしやすいです。
見学に行く前に見る箇所を決めておくと実りのある現場見学ができます。
モデルルームに見学に行く感覚でいくと、ただ楽しいだけで終わってしまいます。
この記事を参考に見学前にチェックリストを作っておくと、より実りある見学になりますよ。
今回のCAD素材は「CAD素材.com」さんを利用させていただきました。


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